多重債務とは?法的に解決するための3つのステップ

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借金で苦しい方必見!解決方法をプロが教えます

多重債務とは

まず「多重債務」とはどのような状態なのでしょうか。
「多重債務」について明確に定める法律などの規定はありませんが、おおむね銀行や消費者金融などの貸金業者から複数の借入をしている状態のことを言うとしています。

「債務」というのは、借入をしている側からすると金銭を返済する義務のことの法律用語です。消費者金融が銀行などの貸金業者は、通常1社につき30万円~50万円の限度額で貸付をすることがほとんどです。

ですのでその限度額一杯まで借入をして、まだ足りない方は他の銀行や消費者金融に借入をしにいくことが良くあります。そのため返済が難しくなるころには、3社~5社程度の「多重」の「債務」を抱えていることから「多重債務」という表現がされるようになりました。

多重債務問題から逃げてはいけない

ではその多重債務問題ですが、最終的には法的な解決をしなければならないです「自殺」や「夜逃げ」では何も解決しないからです。 当然のように「自殺」はまわりに心労をかけるばかりか、法定相続人の地位にある人に借金を相続させることになります。

もちろん相続人としては相続放棄という方法もあるのですが、家庭裁判所への申立が必要であったり、それまでは債務者の相続人として請求を受けることになります。

であれば「夜逃げ」をして債務が時効を迎えるのを待つという方もいらっしゃいます。たしかに銀行・消費者金融などの貸金業者が行った債権については5年で、それ以外の例えば親や知人からした借入については10年で時効を迎えるというのが現在の法律の内容です(短期消滅時効については改正がされ、今後は10年になります)。

しかし、「夜逃げ」をしたところで、そのような行方不明者相手に裁判をする「公示送達」という制度があり、欠席裁判を起こすことが民事訴訟法の仕組みから可能になっています。

裁判を起こすことによって消滅時効の期間は中断し、中断した時から再度10年の時効期間が始まることになります。つまり4年行方不明の状態が続いて、そこで公示送達をつかった訴訟をされると、さらにそこから10年時効が完成しません。

当然住所をうつせば住民票を取り寄せて請求できることになり、住所がない状態だと保険証をつくれなかったり、住んでいないことが判明すると役所は住民登録を抹消することができるようになるので、前の住所でも住民票がつくれないということになるので当然就職もかなり難しくなります。

以上から、事実上の方法によって多重問題の解決はできないと知りましょう。

多重債務を法的に解決するとは?

では「多重債務」を法的に解決するにはどのような方法があるのでしょうか。
借金返済ができなくなった場合に良く目にする「債務整理」というものは、いくつか種類があります。多いのは自己破産・個人再生・任意整理というなど3つの法律手続きです。この多重債務を法的に解決する様々な手段の総称が「債務整理」です。

自己破産

借金を0にしてやりなおしができる破産法に基づく手続きが自己破産手続きで債務整理の中では一番強力なものです。

個人再生

借金を1/5程度に圧縮をして分割弁済にしてもらう個人再生は民事再生法の中でも個人が利用する章の規定を利用して行うもので、住宅ローンがある場合に住宅ローンだけ分けて手続きができるため、住宅を守るメリットなどがあります。

任意整理

任意整理は貸金業者と個別に債務に関する交渉をするもので、減額幅は一番少ないですが、最も柔軟な手続きをとることできます。

もちろんこういった手続きの利用については様々なデメリットがありますが、たとえばデメリットの一つである信用情報機関に事故情報として登録される(いわゆるブラックリスト)については、延滞をすることによって同様になります。

実際にデメリットと言われているものも、解消すること自体は可能ですし、何より経済的に再生をはたせる法的な手段である債務整理は多重債務問題を解決するといえるでしょう。

債務整理をつかって多重債務問題を解決するための3つのステップ

ステップ1:債務整理の法律相談の予約

では債務整理を利用して多重債務問題を解決するにはどのようにすればよいでしょうか。そのステップは次の3つになります。

債務整理は弁護士に依頼をして行うのが通常なので、まず弁護士に依頼をしにいくところから始まるのですが、突然弁護士が働いている事務所を訪問しても弁護士は居ない可能性のほうが高いので、まずは電話・メールなどで問い合わせをして予約をとるところから始めます。

ステップ2:法律相談をする

指定された期日に弁護士の事務所を訪問して法律相談をします。
債務整理の法律相談では、

  1. 自分の借金に関する基本的な情報を伝える(どこからいくら借り入れがあるかなど)
  2. 収支に関すること(仕事、収入、お金の使い方など)
  3. どのような資産があるか(車、家、株式などの現金化できそうな資産について)

といって事を中心に弁護士に話し、債務整理の3つの手続きのうち、どの手続きが自分に適しているのかを教えてもらいましょう。
納得がいけば契約をすることになり、その場で契約をせずに他の弁護士に相談をすることも可能です。できれば2,3人意見を聞くことは悪いことではないですし、多くの人がやっていることなので遠慮しないで複数相談してみましょう。

ステップ3:弁護士費用のつみたてをする

依頼をするとその後は分割にしてもらった弁護士費用のつみたてを行います。
依頼をしてから弁護士は貸金業者には取引の履歴を出してもらって債務の調査を行うことになり、それには通常2か月くらいの期間を要しています。
その期間は分割で良いとされた弁護士費用を入れることになります。

ステップ4:債務整理の手続きを完了させる

最後に債務整理のそれぞれの手続きを完了して多重債務は解決されます。督促がこなくなります。

自己破産では手続きが終われば債務は免責されるので、そのまま多重債務は解決です。
個人再生・任意整理はそれぞれ手続き終了後分割弁済が終われば解決ということになります。

多重債務についてのまとめ

一人で悩まず専門家に相談しよう

このページでは、多重債務とはどのようなものかについてお伝えした上で、夜逃げなどの事実的な解決方法は実は何の解決にもならないので、債務整理を利用した解決をすることについてお伝えしてきました。
債務整理で多重債務は確実できますので悩まずに専門家に相談するようにしましょう。