債務整理の弁護士費用が高くて払えない?分割払いは可能なの?

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1)債務整理とは

まずそもそも、債務整理というのがどういうものか復習しておきましょう。
債務整理とは借金返済に困った場合に法律的な手段を講じて返済を免除してもらったり楽にしてもらう手続きをいい、主に自己破産・個人再生・任意整理という3つの手続きを利用します。

自己破産

自己破産というのは、裁判所に申し立てをして借金の返済を免除してもらう手続きのことをいい、破産法という法律に基づくものです。弁護士に依頼するのがおすすめ。

個人再生

個人再生というのは、裁判所に申し立てをして借金を圧縮してもらって返済をする手続きのことをいい、民事再生法という法律の個人が利用する事を前提として章の利用をして行う手続きをいいます。弁護士に依頼することがおすすめ。

任意整理

任意整理とは、裁判所を利用せず個別の債務について貸金業者と支払い条件について緩和してもらう交渉をして、支払いを継続していく手続きで、通常は利息や遅延損害金をカットして支払いを続けていくものです。弁護士や司法書士に依頼することができる。借金140万円以下なら司法書士の方が費用は安い。

債務整理の各種手続きは個人でもできないわけではないのですが、依頼をすると手続きが終わるまで返済をとめることができたり、本人に対する督促を止めることができるという効果があることから、通常は弁護士に依頼をするのが通常です。

弁護士にも実は病院の診療科のように得意・不得意というものがあり、債務整理は弁護士の業務範囲の中では離婚や相続などといったものと同様に個人法務に分類されるものです。

個人法務を取り扱っている弁護士の中でも借金に関する者は場合によっては取り扱いをしない弁護士もいるので、ホームページに債務整理の取り扱いをしている弁護士に依頼することが望ましいといえます。

債務整理にかかる費用

債務整理には通常どのような費用がかかるのでしょうか。

法律相談料…0~5000円が相場

債務整理をはじめとした弁護士への相談については通常30分5,000円程度の法律相談料がかかります。
債務整理の相談については事前に情報を整理しているかどうかで、早くても1時間程度、夫婦で相談するような事があったりして長いと3時間くらいかかることがあります。

着手金…2~50万と幅広い

相談をした後に申し込みをすると、案件に取り掛かるのですが、案件に取り掛かるための費用として着手金という金額を依頼者に請求し、通常これの支払いができない場合には弁護士は依頼を受けません。

相場としては、任意整理で1件2万円~5万円程度で例えば3社から借入をしている際には6万~15万円程度の支払いをすることになり、自己破産や個人再生は事務所によりますが20万円~50万円程度の支払いが必要になります。

解決報酬金…1件2万円程度

任意整理は貸金業者と弁護士が和解を結んだ時点で案件の解決と評価されています。
そして、解決をしたことに対して1件2万円程度の解決をしたことに対する報酬を受け取るのが通常になっています。

成功報酬…借金減額の10%程度

任意整理をしたときに、貸金業者との交渉をまとめてもらったときに発生する費用が成功報酬です。任意整理に関しては遅延損害金がついた額の請求をされている場合にはこれをカットすることができたり、過去に高い利息で支払いをしていたような場合には無効な利息を現在の元金と差し引き計算することができる場合があります。

その結果請求額よりも少ない額での和解に成功することがあり、請求金額から実際の和解金額の差額の10%程度を成功報酬として和解時に受け取っています。
たとえば50万円の請求を30万円に減額して和解をした場合には20万円の減額に成功した場合には、20万の10%である2万円の支払いをしなければならないことになります。

高額な弁護士費用を無理なく支払えるシステムを知る

弁護士の報酬体系の中では債務整理の報酬は比較的安いです。とはいえ相談料の30分5,000円の支払いすらできなくなっている状態だからこそ債務整理を考えている方が多いでしょう。5000円もすぐに支払えるものではありません。

そのため、債務整理を専門でやっている弁護士は、次のような手段で負担を軽減しています。

法律相談料は無料としている

まず、債務整理の専門家(弁護士・司法書士)については法律相談料は無料としているところが多いです。債務整理の相談については、借金の内容と、収支の状況、資産の状況がわかれば大方の手続きの方向性を確定することができます。

そのため、債務整理の判断をするために必要な事項のヒアリングを事務員に補助させることで、弁護士が関与すべき度合を減らすことで、コストを減らしています。

着手金などは分割に、返済ストップ後に弁護士費用支払いにできる

上記のように任意整理であれば3件で15万円程度、自己破産や個人再生であれば20万~40万円の報酬が発生します。債務整理を専門にしている弁護士であれば、これを分轄払いとしてただちに案件を引き受けます。債務整理を弁護士に任せれば、毎月貸金業者に支払いをしていた分の返済をストップすることができます。

つまり月々5万円貸金業者に支払いをしていたのであれば、その月5万円払っていた支払いをとめて、その分で弁護士費用の支払いにするという形でうまくスライドさせ、分割の費用の支払いが終わったところで最終的な和解・裁判所への申立を行うようになっています。

解決報酬金・成功報酬は支払い額と無理のないように調整

任意整理をする場合には解決報酬金と成功報酬の支払いが発生します。
任意整理が解決したということは、報酬と同時に返済がスタートしている局面です。

そのため、これらの報酬は返済に無理がない程度で分割での支払いにしてくれるのが通常です。

早めに弁護士に相談しよう

早く督促から自由になりましょう

このページでは、弁護士費用の支払い方法についてお伝えしてきました。
債務整理を専門にしている弁護士ほど、無理のない報酬の支払いに応じているので、心配せずに早めに相談をするようにしましょう。