無料で借金の相談ができる5つの場所・相談の際に気を付けることは?

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借金は一人で悩まずに専門家に相談しましょう

ただし、相談先は気を付けて選びましょう

借金問題に陥ってしまったらどうしたらよいでしょうか?1人で悩んでいても、あまりよい解決策は思い浮かばないものと思います。

そんな時は、専門家に相談してご自身の状況を客観的に分析してもらい、適切な方法をアドバイスしてもらうのが一番です。

今回は、借金の相談を無料でできる場所と相談の際に気を付けることをご説明します。

借金の相談が無料でできる5つの場所

1・弁護士事務所・司法書士事務所

インターネットの検索エンジンで「●●(お住いの地域名) 債務整理」や「●● 借金 相談」などと検索してみましょう。

たくさんの弁護士事務所や司法書士事務所がヒットすると思います。最近では、少なくとも初回の相談は無料に設定されていることが多いです。

インターネット以外でも、紙媒体(新聞の折込みチラシやフリーペーパーなど)の広告や、テレビやラジオのCMを行っているところもあります。

借金問題専門のWEBサイトを開設していてインターネットの検索で上位に表示されるような事務所や、広告・CMを行っているような事務所は、かなりの件数の借金問題を取扱っています。任意整理の場合のサラ金やクレジットカード会社の和解条件や、個人再生や自己破産の場合の地元の裁判所の運用などの情報もよく知っていますので、実務に即したアドバイスを受けることができるでしょう。

また、相談して信頼できそうであれば、そのまま依頼をできますので、相談だけでなく依頼までお考えの方には、話が早く便利です。また、平日の夜遅い時間や土日の相談に対応しているところも多く、お仕事の忙しい方にも相談しやすいのもメリットです。

2・弁護士会・司法書士会

弁護士、司法書士への相談

各都道府県の弁護士会や司法書士会も無料の相談窓口を開設しています。
「●●県 弁護士会 相談」「●●県 司法書士会 相談」などとインターネットで検索すれば、相談窓口が表示されます。

日替わりで相談担当の弁護士・司法書士が詰めていて、相談できる仕組みになっていることが一般的です。

特に弁護士会では、相談内容は借金に限らず、交通事故、損害賠償、離婚、相続…といった法律相談を無料でできるのが特徴です。(1回の相談で相談できるのは1内容に限られるのが一般的です。)
 
しかし、1回当たりの相談時間が30分程度に設定されており、十分な相談時間が確保されていなかったり、相談できる日時が平日の日中に限られており、お仕事の忙しい方は相談しにくかったりすることがデメリットです。

3・法テラス

法テラス(日本司法支援センター)は、国民が弁護士や司法書士などの法律専門家のサービスを受けやすくすることを目的として、政府が出資して設立された機関です。

弁護士や司法書士といった専門家の紹介や、そのような専門家に対して仕事を依頼する際の報酬の立替えを行ってくれます。(収入などの要件を満たす必要があります。)
 
各都道府県の県庁所在地や主要都市に事務所が置かれています。インターネットで「法テラス ●●」などと検索すると、お近くの事務所の場所や電話番号がヒットするでしょう。
 
注意する必要があるのは、法テラスは相談先の弁護士や司法書士を無料で紹介してくれますが、法テラスが借金問題の相談に乗ってくれることはありません。また、法テラスから紹介を受けた弁護士や司法書士に相談するには、相談料が発生する場合があります。
  
ただ、法テラスから紹介を受けた弁護士や司法書士に実際に依頼する場合、収入などの要件を満たせば、立替払い制度を利用できることが一般的ですので、報酬の支払いについて不安のある方にはお勧めです。

4・市役所・区役所など

ある程度規模の大きい都市であれば、市役所・区役所などで無料の法律相談が行われていることが一般的です。お住まいの市区町村のWEBサイトなどで確認してみましょう。

ただし、市役所・区役所の法律相談では、相談員である弁護士や司法書士は、相談者から業務の依頼を受けることを禁止されている場合が多く、具体的な仕事を依頼することはできない場合がほとんどです。

5・その他

各都道府県の財務局や日本クレジットカウンセリング協会(JCCO)などにも相談窓口が設置されています。

借金相談時の注意事項4点

1・必ず事前に予約を取る

各相談窓口とも、混んでいることが一般的です。飛び込みで行くようなことはせず、必ず事前に予約を取りましょう。

予約の方法も、最近では、電話だけでなくEメールやLINEなどでできる場合もありますので、日中予約の電話がしにくい方にも便利です。

2・資料を揃える

相談を受ける側からすると、資料のない相談は非常に嫌なものです。ご本人の記憶と実際の借金の金額・借入先などが違うと、相談の前提が崩れることになるため、適切なアドバイスをすることができないからです。

相談に行く際は、必ず、借入先のカード・契約書・利用明細などの、「どこから・いくら」借入れがあるかが分かる資料を準備しましょう。

3・ご自分の状況をまとめておく

相談はほとんどの場合、相談者の方の状況の聞取りから始まり、解決策のアドバイスで終わるという流れです。
  
相談窓口では、1回あたりの相談時間が30分などに設定されている場合もありますし、そうでなくても、お1人の相談者に無制限に時間を割くことはできないのが実情です。
相談に行く前に、この6つの項目は可能であればまとめておきたいです。

  1. どこから・いくら借金があるか?※必須
  2. 借入れの種類は?(カードローン・クレジットカードのショッピング・住宅ローン・自動車ローン・奨学金・事業資金など)
  3. 各借入先への毎月の返済はいくらか?
  4. 保証人がついている借入れはあるか?
  5. 家族構成
  6. 毎月の収入金額と支出金額

などを、手書きのメモでもよいのでまとめておきましょう。

そうすることで、限られた相談時間の中で、状況の聞取りの時間が短縮され、アドバイスに多くの時間を割くことができるため、相談が有益なものになる可能性が高まります。

4・わからないことは質問する

当たり前ですが、相談していてわからないことがあれば、必ず質問しましょう。ご自分の問題についての相談であるのに、分からないことをそのままにしておいても何にもなりません。

5・相談担当の専門家をよく観察する

特に、単にアドバイスが欲しいだけでなく、実際に依頼をすることまでお考えの場合、相談担当の弁護士や司法書士をよく観察しましょう。

  • 説明は分かりやすいか?
  • こちらの話をよく聞いてくれるか?
  • 質問には丁寧に答えてくれるか?
  • めんどうくさそうな素振りはないか?
  • 親身になってくれているか?
  • 話をしていて前向きな気持ちになれるか?

などをよく見て、信頼できる専門家であると判断できてから依頼するようにしましょう。

借金無料相談のまとめ

相談することで借金がバレることはないので安心してください

以上、借金の相談を無料でできる場所と、相談の際の注意点をまとめました。特に借金問題でお悩みの方は、ご自身が借金を作ってしまったことに引け目を感じて、専門家に相談するタイミングが遅くなるケースをよく見かけます。

上記のように、最近では無料で借金の相談ができる窓口も増えましたし、相談をすることでご家族や職場などに借金のことがバレることはありませんので、お1人で悩みすぎずに、一度専門家に相談してみることをお勧めします。

記事監修 宮城誠

司法書士法人みつ葉グループの代表司法書士。従業員数100名、札幌、東京、大阪、広島、福岡、沖縄にもオフィスがある。

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