自己破産したら家族への影響は?配偶者や家族には内緒にできる?

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家族に迷惑がかかるかもと不安な方必見です!

家族であっても借金の支払い義務はない

まず、前提として家族であっても誰かがした借金に支払い義務はないことを知りましょう。借金をして、支払いがない場合には当然取り立てがされます。

取り立てといっても本人が裁判をされ資産や給与を差し押さえられるということであって、家族の資産や給与を差し押さえられることはありませんのでご安心ください。

保証人等になっている場合は影響がある

保証人等になっている場合には、「家族だから」という理由ではなく、保証人として支払いの義務が生じます。

また借入に不動産を担保として差し出している(抵当権を設定している)ときには、支払いができなくなってしまうと、抵当権を実行されて競売に掛けられることもあります。

家族の就職や転職に影響をするか

自己破産手続きでは警備業など一部の資格を利用した職業について、破産手続開始決定から復権するまでの間、制限がかかることになっています。

家族の就職や転職に影響あるのではないのかという心配をされる方もいらっしゃるのですが、あくまで個人が判断されることになるので家族には影響することはありません

変な噂話には惑わされない

自己破産については実態があまり知られないまま、有名人の金銭問題や実態に合わないドラマ等が原因で、様々な真実ではない情報が飛び交っています。

自己破産をするにあたってのデメリットは、公になっていることだけで、実際には破産制度を利用したからといって日常生活が出来なくなるような事はありません。

自己破産のデメリットも、借金に苦しめられ続けることに比べれば大きなものではない事が多いので、困っているのであれば弁護士・司法書士といった専門家に積極的に相談すべきだといえます。

家族に内緒で自己破産は出来るか

次に自己破産をする際に家族や周りに内緒にできるのかを検討してみましょう。

自己破産手続きをする場合、家族に内緒にする事は非常に難しいです。どのようなケースで家族にわかってしまうのでしょうか。

破産手続き

破産といっても『管財事件』と『同時廃止事件』の2種類があります。

管財事件とは裁判所から破産管財人という方が専任され裁判所の指揮の下、債務者の財産等を管理・処分していきます。この破産管財人は通常、弁護士から選出されます。

この破産管財人からの手紙などは自宅に届くこともあるため、その手紙の全てを隠さなければ家族にばれてしまう可能性が高いです。

バレないように手続きを進める場合、その手紙の全てを管理できる状況にしなければなりません。

家計を配偶者が管理しているようなケース

たとえば、妻が専業主婦で夫がサラリーマン、妻が家計を管理し、夫は妻からお小遣いをもらって日々の生活をしているような場合に、夫がついつい借金をしてギャンブルにのめりこんでしまった、キャバクラに使いこんでしまった…ということはよくあります。

このような場合に、小遣いの中では返済ができなくなった、と理由で自己破産は出来るのでしょうか。

例えば、返済が毎月5万円掛かるとして、本人が月3万円のお小遣いではもはや返済できないと思っていても、家計全体で月10万円の貯蓄ができているような場合には、その貯蓄の中から返済を行えばいいのですから、自己破産することが『できない』のは用意に想像つきますね。

そして、このようなケースでは家計を管理している妻に話さなければならなくなるでしょう。

自己破産ではプラスの財産もマイナスの財産も全て確認しなくてはなりませんので、家計の管理を配偶者に任せている場合は内緒にする事は難しいでしょう。

家族に内緒にするのは難しい

早めに専門家に相談しよう

このページでは自己破産手続きが家族にどのような影響をもたらすのか、内緒にすることができないのかという事についてお伝えしてきました。

保証や不動産を担保に入れていない限り家族には影響しませんが、家族に内緒にするのは非常に難しいです。

悩んでいても行動しなければ何も変わりません。早めに弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。

記事監修 松木勇作

そうや法律事務所松木弁護士

浅草橋・秋葉原にある弁護士法人そうや法律事務所の代表弁護士。債務整理の相談も多い。無料相談の場合は電話でお問い合わせください。